『初めてのプログラミング』読みました

 はてなダイアリー初利用。まぁプロフィールに最近Rubyがマイブーム、なんて書いてはいるんですが、やっているのは「気が向いたときにirbを立ち上げてぺちぺちキーボードを叩く」くらいで、特に系統だって何かをしていたわけではありません。SEなんて職業ですが、プログラミング経験は「新人研修でCとJavaの導入の先の先をうすーく教わった」程度。まぁ現場でシェルスクリプトDOSのバッチ、teraterm のマクロや秀丸のマクロを書いたことはありますが、ほんの手すさび程度。本格的なプログラミング経験は絶無では無いですが皆無です。
 そういうわけで、まぁ一つやさしいものから順に本でも使って勉強しようかと、積ん読していた『初めてのプログラミング』に手を出してみました。

 この本、プログラミング入門者、素人を読者に想定している一冊だけあって、記述がたいそう丁寧でわかりやすいです。この本を読み終えれば、一通りの文字列処理は問題なく行えるレベルにまで連れて行ってもらえます。僕も多少分からないところ(「手続きオブジェクト」と言うものがちょっと理解に余りました)はあったものの、一通りの内容は理解することができました。
 面白いな、と思った点は、<プログラムの芸術性>という項でプログラミングを行う際の心構えを紹介していたり、<コンピュータに関するあること>と言う項で、バックアップの取得とバージョン管理システムの導入を薦めたりと、単にRubyだけに話が留まっていないところです。入門書というものは、以外に特定製品の「縮小版リファレンスマニュアル」や「機能紹介(簡易版)」みたいなものになりがちなのですが、本書はその陥穽に嵌らず、ちゃんと「プログラミング入門」していました。いや、Ruby World Conference 2009にあわせて良い本が読めました。感謝です。






Chris Pine

オライリー・ジャパン ( 2006-07-24 )

ISBN: 9784873112923